母体と胎児を繋ぐ臍帯血の中にある幹細胞から抽出される臍帯血細胞順化培養液。臍帯血細胞順化培養液の特徴、美容効果、製造方法からリスクまでを詳しくご紹介します。
妊婦と胎児をつなぐ臍帯血(さいたいけつ)の中には幹細胞が含まれています。その幹細胞が「ヒト臍帯血幹細胞」であり、これを培養して成長因子を凝縮させた上澄み液が「ヒト臍帯血化培養液」です。
さまざまな成長因子や細胞間の情報伝達の役割を担うサイトカインが含まれており、再生医療研究でも注目されています。
繊維芽細胞やコラーゲン、エラスチンなど、皮膚の再生に必要な成分を増殖させる「GDF-11」という成長因子を含んでいます。そのため、肌にハリやつや、潤いを与え、柔軟性を保ち、きめを整えることが期待できます。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」第2条の「生物由来原料、生物由来製品」で、生物由来原料基準を守ること、品質や安全性を確保するための製造方法などが定められています。
ヒト幹細胞コスメには、ヒト幹細胞そのものは入っていません。使用されているのは、ヒト幹細胞を培養し抽出した幹細胞培養液を、水やアルコールなどで薄めた「培養液エキス」。
培養液自体は、培養する際に除菌処理などが施され、不純物を取り除いているため、リスクは比較的低いでしょう。しかしその原液である培養液を薄めている培養液エキスは、薄めるために使用されているアルコールや添加物等の成分によって、アレルギー症状が出る可能性もあります。
ヒト臍帯血細胞の中にある幹細胞を培養し、上澄み液を抽出することで、ヒト臍帯血細胞順化培養液を作ります。幹細胞の培養は、厚生労働大臣が薬機法に基づき定めた医薬品等の品質管理基準である『GMP』に準拠したクリーンルームで実施。生産過程では何度もウイルスや細菌感染のスクリーニングテストを行い、最終工程では全数無菌検査を行った上で出荷します。
培養方法の一つである『ローリングボトル法』をとることで、健康的で美しい肌へと導く成長因子などのたんぱく質や、エイジングケア(※1)の成分として注目されている「エクソソーム」などが、従来よりも増えるようです(※2)。
(※1)年齢に応じたお手入れ
(※2)参照元:コスメシューティカル株式会社HP https://www.cosmeceuticals.co.jp/material/
ヒト臍帯血細胞順化培養液は、臍帯血から取り出した幹細胞から培養して抽出した培養液。「GDF-11」という成長因子を含んでおり、再生医療でも注目されている1つ。皮膚状態の改善が期待できるヒト幹細胞培養液であり、魅力を感じる女性も多いのではないでしょうか。
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【選定基準】
2022年11月8日時点、Google上で「幹細胞化粧品OEM」と検索をし、幹細胞化粧品の取り扱いがある会社43社を調査。
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