ロット数とは、化粧品OEM会社が1度に製造できる最小単位を指します。ここでは、オリジナル幹細胞化粧品を手がける際のロット数、小ロット製造が可能なOEM会社の見分け方について解説していきます。
自社オリジナルの幹細胞化粧品をOEMで開発・製造したいと考えた場合、まずどれくらいのロットで発注をかけるか考慮する必要があります。
化粧品OEM会社によって最低ロット数は異なりますが、100~3,000が目安(2022年12月編集チーム調査時点)。会社によっては100個からという小ロットで製造を請け負っていることもあり、この場合は初期費用・在庫リスクを抑えることが可能です。オリジナル幹細胞化粧品を初めて手がける場合の、テストマーケティングとしても利用できるでしょう。
幹細胞化粧品OEM製造には、小ロットのほかに経済ロットと呼ばれる単位があります。この経済ロットとは製造側が効率よく生産できる単位のことで、小ロットに比べるとコストパフォーマンスが向上。ロット数は大きくなりますがボリュームディスカウントが効くため、アイテム1個あたりの単価を抑えることができるのです。
小ロットの場合はボリュームディスカウントが効かず、1個あたりの単価が割高となります。たしかに在庫リスクや初期投資を抑える効果は期待できますが、単価が高くなりすぎて売れ行きが悪い…といった結果になるケースもあります。
より利益がとれる商品をリリースしたいのであれば、経済ロットでの発注も検討してみると良いでしょう。
在庫リスクを低減するためにできるだけ小ロットで製造したい…と考える方は少なくありません。では、小ロット対応しているOEM会社はどうやって見分けたらいいのでしょうか。
まず、会社の公式HPで最低ロット数をチェック。会社によっては、100本からという小ロット製造に対応しているケースもあります。もし最低ロット数が記載されていない場合は、化粧品製造に使われる釜の大きさを見てみましょう。大きな釜しかない場合、小ロット製造は難しいと考えられます。
小ロット製造には「初期投資を抑える」「在庫リスクを減らす」といったメリットがありますが、アイテム1つあたりの単価が高くなりがち。また、使用できる原料や成分、資材にも制限があります。より確かな品質のオリジナル幹細胞化粧品を販売したいと考えるのであれば、ある程度のロットと原価は不可欠です。
ただし、いろいろなアイテムを製造できる場合は小ロット対応のノウハウを持っているOEM会社もあるため、相談してみると良いでしょう。
小ロットでも売れる製品づくりをサポート
幹細胞化粧品OEM・ODM会社3選
幹細胞化粧品OEMの発注には小ロット・経済ロットがありますが、より利益を追求しやすいのは経済ロットであることが分かりました。予算との兼ね合いもありますが、もし余裕があるのであれば経済ロットで売れる製品づくりを目指したほうが良さそうです。
ヒト幹細胞化粧品を
安く作って発売したいなら
ミックス幹細胞化粧品の
独自性で客単価UPを狙うなら
植物幹細胞化粧品で
自然派売りを目指すなら
(※)出展方法によって有料となる場合もあるようなので、詳しくは直接OEM・ODM会社にお問い合わせください
【選定基準】
2022年11月8日時点、Google上で「幹細胞化粧品OEM」と検索をし、幹細胞化粧品の取り扱いがある会社43社を調査。
43社中、生産だけではなく、製品企画・開発・設計からお願いできるODM会社および、公式HPで同等の記載があった会社をピックアップ(12社)。
さらに、OEM製品を納品後も販促支援までしてくれる会社に絞り込み、「ヒト幹細胞」「ヒト×植物幹細胞」「植物幹細胞」でおすすめの会社を下記の基準で選定しました。